草野作工は、発注者から土木建設に関する業務一式を請け負い、工事を遂行する、土木に特化した総合建設業の会社です。
スタッフは経験やスキルによって課せられる役割に従って、各業者との連携の下、作業全体を管理して工事を遂行。施工方法への理解力やスケジュール管理力、クライアントや下請け業者、地域住民とのコミュニケーション力をフルに活用しながら、日々ステップアップを図っています。

やるからには同じ土俵で勝負したい。
現場を任され草野の一員を実感。

高校3年生の頃、進路に迷っていた時に叔父から「やりがいがあるから」と勧められたのが建設業でした。江別市の専門学校で土木工学を学んで、地元長沼町の会社で14年ほど勤め、より大きな仕事がしたくて草野作工に転職しました。
入ってみて、前の会社と比べてやはり大きい会社だなという印象を受けました。安全面にしても管理にしても、すべてがそれまでの仕事とスケールが違い、最初はこの会社で勤め上げられるのかなと不安にもなりました。でも、負けん気が強いので、入ったからには周囲の人たちと同じ土俵に立たねばと、がむしゃらに頑張りましたね。2年目に現場を任されるようになり、ようやく草野の一員になれた気がしたのを覚えています。

意向を汲み取り先手で提案。
未経験の仕事を糧にステップアップ。

道路や河川の仕事は経験があったのですが、初めて任されたのが、それまでまったく経験のない農業土木の現場でした。農業土木の仕事の基本は区画整理、基盤整備といわれるものです。作った畑も、何年もすれば平らではなくなるので、表土を重機で浮かして基盤を平らにし、そこに表土を戻すということを行います。
作物の収穫を終えないと工事も始められませんから、農業土木の実績がある会社の人に「いつやったらいいのか」など仕事の進め方を聞いたりして、仕様書を1ページ目から何度も読んで取り組みましたね。クライアントはもとより、営農されているオーナーの意向をいかに汲み取るかを意識して、こちらから先に提案できるよう心掛けていました。その点が評価されたのか、北海道農業農村整備事業の優秀技術者表彰を2年連続で受賞できたことは大きな喜びです。

考えなければ進歩は止まる。
少しずつでも改善を目指して。

昨年は初めて河川の現場を任され、同部門では社内で最高点の評価をいただきましたが、自分では得意な分野はないと思っています。正直、全部苦手なんですよ。年を経るほど、同じことをやるにしてもすごく警戒して仕事に入るようになっていますね。ですから、5年後10年後のビジョンというよりは、人との折衝や効率アップ、目の前の一つひとつを少しでもうまくできるようになれれば。同じ仕事でも、考えればもっと改善できる方法が見つかるかもしれないですし、考えをやめちゃうと何も変わらないので、常にそこを突き詰めたいですね。
見たこともない施工方法も機械も、大きな仕事も、この会社に来なければ経験できなかったことがたくさんあり、すべてが自分の糧になっています。その環境に感謝して、与えてもらえる仕事は何でも経験してみたいと思っています。